《ジュエルちゃん&金太郎くん+姫ちゃん》

保護〜 ジュエルちゃん

カモちゃんが餌やり中、どこからか猫の泣き声が聞こえる。マンションの植え込み?覗くがいない。翌日もやはり泣いている。一緒に餌やりしている人も同じ場所付近で泣いているのを聞いていた。一体どこ?車がビュンビュン通るマンションのエントランス前で心配な声だけがしばらく続いていた。ある日、ピザ屋のゴミを漁っていたところを捕獲成功。避妊手術を受けさせた後、リリースせずに里親探しをするためにメンバーのピンクさんのお家でトレーニングしてもらうことにした。大人しくてされるがままで控えめな猫さんで、その時一緒に預かりしてくれていた猫とも平和に過ごせる穏やか猫さん。

〜保護〜 金太郎くん

バスビーの近所で何年も前から尻拭いしてきている餌やりおばちゃん「デビコ」からまたまた困った一報が入る。というか毎回、弾丸突撃ピンポンピンポーン!ピンポン押しかけてくるので困り者。ある日、「近所の90歳すぎのおばあさんが飼育してた猫やけど、ばあさん亡くなって猫だけが取り残されているので、なんとか里親さん探してほしいんやわ。スコティッシュやしもらわれるやろ」って、簡単にいうてきよ〜る。ほんならアンタが自分で探しなはれや。話を通してくるだけで後先に何のフォローも援助もなしに「通報」だけしてくるデビコ。聞いてしまってはこちらも苦しいので様子をみに行く。飼い主が死んだ後の家屋で気ままに暮らしているようだが、中外自由にしている。唯一死んだばあさんの妹が餌を持ってきているらしいがこの妹も、足が不自由で、先行きそう長くもなさげなおばあさん。どちらにも子供がいない。仕方がないのでピンクさんに無理を聞いてまた保護預かりを受けてもらった。しかし、ホームセンターコーナンペット!金もうけのために、子供がいない90歳前の老人に20年以上生きる生体を販売するって、一体どれだけ金の亡者なんや!最後に犠牲になるのは動物たち。怒りがこみ上げてくる。


〜里親さん探し〜 

ピンクさん家で2匹仲良くトレーニングしてもらいながら2匹は何度も何度も里親会へエントリー。これで最後決まらなかったら。。と毎回重たい気持ちも抱えながら参加。

ジュエルちゃんは里親会へ出るたびにストレスで皮膚炎や過呼吸になったり。もうこれ以上はかわいそうかもしれないと半ば諦めも入り混じり。。。

金太郎くんは今まで自由気まま暮らしだったのでケージに入った事もないためか、里親会のケージに入れられるたんびに不機嫌極まりなく。。。「出せ〜!!ジユーにしろ〜!!お前は誰や〜!!」と文句言いまくり。なかなかにお見合いが成立しないまま何度かエントリーをしてみた。

〜里親さんとの出会い〜

そんな中、カモちゃんの友人さんが何度か里親会にきてくれてジュエルちゃんは、トライアルに行くことが決まったので思い切って聞いてみた。「2匹が仲良しなので。。離すのが・・」即答で「え〜よ〜2匹でおいでよ」と言ってくれた。ちょっとびっくりしたけれど家族みんなで待っていてくれた。先住犬のノアちゃんも穏やかで猫が来たことも我関せずな空気感で接してくれた。


〜その後〜 

初めのうちはコソコソしていたジュエルちゃんも今や、飼い主さんのストーカーと化してべったりなんだとか。2匹が少しづつお家に慣れてきたある日のこと「新生児を預かりしてしまった〜」との知らせが入る。みに行くと、まだミルクサイズの小さな女の子。飼い主さん知り合い繋がりが公園で一人でさまよっていたのを拾ったのだが、周りの誰もが「無理。無理。無理」みんな簡単に「無理です」と言う人が多すぎる。一体何をどう努力してみたが無理だったのか問うてみたい。例えば崖の淵から落ちそうになっていて、そこに救いの手を差し伸べる事がごく自然な行動じゃないのだろうか?自分の腕がちぎれるほどの事なのか?ジュエルママは聞いて聞かぬふりができなくなって預かりを決意したそう。拾い主(ジュエルママとは面識もなく全く知らない人)には、なんらかの理由があって飼育できないとの事だけど、もし、飼育が本当に無理ならば他の形で何か援助したり協働する事は必ずあるはず。お仕事の合間に4時間おきにミルクをあげないといけない大変さで見るにるやせ細っていくジュエルママ。本当によく頑張って救う事に踏み込まれたと思う。

〜犬と猫が3匹プラス亀さん

保護した小さな白黒さんはスクスク大きくなってジュエルちゃん、金太郎くんとも仲良くできる良いこで、このまま飼育し続ける決意をされた。

〜親子のような3匹

それぞれが別々の場所で辛い過去があって保護されたけれど運命のお家で今、3匹が穏やかにのんびりと暮らしている姿を見ると、こんなに嬉しい事はない。金儲けの為に作り出した人、捨てた人、見捨てた人、みんなを見返すぐらいにいっぱいいっぱい幸せになるんやで〜!!里親さんご家族に本当に感謝いたします。